いらっしゃいませ!~蘇芳藍鉄宅~




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蘇芳:ハルノさん
藍鉄:上田モコさん

写真:深紗さん


もじゅみね劇場です。
まずはこちらをご一読の上、お進みください!

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DIVA内でフォルダ分けされたとある一角。

バーチャルシンガーであるボーカロイドたちは、モジュールごとに拠点となる待機所が宛がわれており、
楽曲や衣装をモチーフとした各自の自由空間を、おのずと「自宅」と呼んでいた。

そしてここは、日本家屋を模した空間である。




この場所を自宅とする蘇芳と藍鉄は、初めての客人を迎えるために、家の中でせわしなく走り回っていた。



















「うわぁーん、鉄っちゃぁん!」



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「ど、どうしたんですか、蘇芳・・・!」

「これねっ、この座布団、色が可愛くないの!でもこれしかなくて・・・・どうしよう!」

「お、落ち着いて蘇芳。可愛いかわかりませんが、上品な色だと思いますよ」

「でもお客様に出すんだよ~。もっとこう・・・・高貴な色がいいと思うの!」

「座布団で敷居をあげても、振る舞えるお茶菓子には上限があるのですが・・・・」

















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「うーん、変じゃないかなぁ」

「そんなことありませんよ。畳に映えていい色です」

「うふふ、鉄っちゃんがそう言ってくれるならいっか!」






















「あーっ!」



















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「もうこんな時間!鉄っちゃん、早く早く、それそっちに敷いて!」

「はっ、はいはい」

「お湯沸かしたのももうすぐかも」

「見てきます!」




















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「準備できた!」

「これでいつでも大丈夫ですね!」

















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「今日のお団子も上手にできておいしそう~♪」

「あっ、コラ蘇芳!」
















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「みんな揃ってからにしましょう、ね?」

「うん・・・・そのほうがおいしいよね!」

「もちろんです!」


























「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」





















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「・・・・・・・・・・・」















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「・・・・・・・・・・・・蘇芳」

「まだかな」

「・・・・・・・・・・・・・・・蘇芳」

「まだかなぁ~」

「我慢です」


















「さて、そろそろお茶も淹れていきましょうか」

「じゃあ私、おせんべ持ってくる!」

「気を付けるのですよ」

「大丈夫大丈夫~!このくらいお茶の子さいさ・・・・」





「蘇芳!」





















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「ううう・・・・」

「やっぱり・・・・」
















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「て、鉄っちゃんごめんなさい・・・・あと膝痛い」

「す、蘇芳ー!せんべいは無事だから見せて御覧なさい!」















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「怒ってないの・・・・?」

「このくらいで僕が怒るなんて、今までそんなことありましたか」

「そうだよね、ちゃんと言うこと聞けばよかった。ごめんなさい・・・・」

「蘇芳・・・・」





















そのころ。

















「なんだかいい香りがするわね」












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「気を遣っていろいろ準備してくれてるんだろ。にしても長い廊下だなぁ」

「そうね。まるでスタジオのようだわ」

「俺の知ってるスタジオと違うのはなんでだろう・・・・」



















「お、言われてた部屋ここか」

「そうね、開けましょう」






「お邪魔しまー・・・・・・・・・・・」


















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「ーす・・・・って」

















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「 「 「  あ 」 」 」 


「黒ちゃん!!」



















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「いらっしゃい!待ってたよ~!」

「蘇芳、今日はお招きくださってありがとう」

「あっ蘇芳、それごと渡したらいけません・・・!」

「おい黒、それごとすんなり受け取るなよ」






















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「初めて来てくれたお客様が黒ちゃんで、とっても嬉しい!」

「私も同じ気持ちよ。青にも伝えておくわね」

「どうも。って、思わずせんべい受け取っちまった」

「すすすすみません青さん!!」


















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「黒ちゃんが来るから、お茶もお団子も頑張って用意したんだよ~!」

「もちろんちゃんとわかってるわ、私も今日を楽しみにしていたんだもの」

「申し訳ありません、先ほど蘇芳が転んでしまって・・・・」

「ふすま開けた瞬間にだいたい把握してる」

















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「黒ちゃんの席はこっちで、青くんはそっちねー」

「狭いところですが、ゆっくりなさってください」



















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「あら、このお団子とってもおいしい」

「本当っ!?」



















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「これねっ、私と鉄っちゃんで一緒に作ったんだよ~」

「お団子って家で作れるのね、まるでお店のみたい。二人とも見事だわ」

















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「きっと、気持ちが籠ってるから美味しいのね、ありがとう蘇芳」

「頑張ってよかったぁ~」
















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「とか言って、串に指すのやったくらいで他は全部、鉄がやったんだろ?」

「あ、でもその他にも・・・・・」

















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「ひどーーーい!」

「こ、こら蘇芳!」

















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「串に指すのは私がやったけど、ほかにもお皿出したり、片づけたりしたもん!」

「あ、あとは味見係りも蘇芳でしたし、水汲んできてくれたりしましたしね!
頑張ったのは黒さんも青さんもちゃんと知ってますよだからほらちゃんと座って・・・!」

「青、今のはよくないわ」
















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「黒ちゃん!私、串の削り出しから頑張ったんだよ~」

「ああああ、蘇芳、蘇芳、青さんも悪気があったわけじゃないんですから、ね?ね?」

「ごめんなさいね、デリカシーのない直球バカで。あとでよく言い聞かせるわ」

(もう二度と食い物の感想は言うまい・・・・・)
















DIVA内のとあるフォルダ。

今後長く続く4人組の、始まりの頃に起きたお話。




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蘇芳:ハルノさん
藍鉄(鉄っちゃん):上田モコさん

ブラックスター(黒):ゆず李
ブルームーン(青):すー

写真:深紗さん




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by tbsuuuuu | 2014-11-12 20:57 | 写真   ◆WEB拍手◆

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